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金陵辺の不思議


先日から投稿している金陵辺(東洋蘭の1種)の使い方とその不思議な力に付いて説明します。 日本蜜蜂の分蜂群を養蜂箱へ誘導するのにこの金陵辺を使います。四国高松辺りでは桜が咲き始める3月下旬にもなると日本蜜蜂は分蜂(1群が2群に分かれる)を始めます。外に出た新しい群を養蜂箱に誘い込むのに使われます。①分蜂が始まる数日前から偵察蜂10匹程が養蜂箱の横に置いた金陵辺の花の香りに誘われて来飛します。此が3日~5日間続きます。②次に100匹程を呼んで来て再確認させます。この部隊が養蜂箱に出入りしていると80%以上の確率で分蜂群が養蜂箱に来てくれます。再確認は2日~3日続きそのあと蜜蜂が全く居なくなります。③その後1日~3日置いて凄い羽音と共に分蜂群が飛来して金陵辺に集ります。暫くこの花の周りで群れて居ますが横に置かれた箱の中に女王蜂が入るとゾロゾロと繋がるように3,000~4,000の蜜蜂が一気に入って行きます。15分くらいで入ってしまうと先程迄囲んでいた金陵辺には1匹の蜂も居なくなります。その後出入口から飛び出す蜜蜂達も横にある金陵辺には何の興味も示さなくなるのも不思議な事です。その後に蜜蜂が来ていると他の群の偵察蜂で、そのまま数日置くと大群同士が巣箱を取り合って200匹~300匹の蜂がその周りで死ぬ程の戦いをします。最近は養蜂箱に蜜蜂が入ったのを確認したら一時も早く金陵辺を他のから箱に移す事にしています。元の箱にいる蜂達もこの金陵辺の花には一切気にする事も有りません。同じ蜜蜂で有りながら不思議な事ですね。


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